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あしがら彩人記

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サイクルショップエンドウ開成店

オーダーメイド感覚が魅力のスポーツ自転車専門店

 「学生時代にウインタースポーツにのめり込み、夏のオフシーズンにマウンテンバイクに出逢いました。“自分の力で走る達成感”や“風を切る感覚”に惹かれ、趣味の延長線上のような感覚で当店を開業しました」と、開成町で「サイクルショップエンドウ開成店」を営む代表の遠藤頁太さん。箱根連山や丹沢山系を望む、のどかな酒匂川のすぐそばで、ロードバイクやマウンテンバイク、クロスバイクといったスポーツ自転車に特化して立ち上げた専門店は、オーダーメイド感覚で提案する姿勢も手伝って、いつしか乗り手たちに愛される店に。そんな“ママチャリ”を扱わない専門的なラインナップに思い切ってハンドルを切れたのは、実家が昭和元年創業の老舗自転車店ということもあったからとのこと。「環境問題や健康志向の高まりとともに、スポーツ自転車の需要の高まりは確信していました。一般の自転車を扱う実家は兄が継ぐと割り切っていたので」と、自分のスタイルを貫いた理由をにこやかに。「スポーツ自転車をもっと身近に楽しんでもらいたいですね」と熱き想いを語ります。

“自転車の楽しみ方”への提案力をとことん追求

 「自転車屋は豊富な知識をベースにして整備ができるのは当たり前かな、と。当店の強みは、スポーツ自転車が初めての方でも、乗り込まれている方でも、きちんとお客様一人一人に合った“楽しみ方を提案する力”です」。そんな「サイクルショップエンドウ開成店」では、店独自のサイクリングイベントやメンテナンス講習会などを定期的に開催するのはもちろんのこと、遠藤さんやスタッフが、多くのスポーツ自転車やカスタム部品を実際に使用して、そのリアルな体験などを発信しています。「ご来店されるお客様は、専門的な知識や経験にもとづいた生の声での接客を求められていると思います」と、遠藤さん。「ニッチでコアなニーズにもお応えできるようスタッフそれぞれの人間力を磨くこと、加えてスタッフ間の情報共有は欠かせないと考えています」。この考えに基づいた積み重ねが、サイクリスト達の信頼感につながっています。

お客様の自転車をスタッフ全員で寄り添って支え、提案できる環境を整備

 この程立てた事業計画は、自転車店に特化した顧客管理が出来るPOSレジ(Point Of Saleレジ)導入計画。「お客様のカスタム状況などスタッフ間で情報共有しても、これまではどうしても限界がありました。そこで、POSレジ導入により自転車車体番号からお客様の作業履歴等が確認できるように改善を図りました。これにより“今までにどのようなパーツを入れて何を施したのか“という細かなところまで、どのスタッフでも把握できるようになりましたので、より一層お客様に寄り添ったサービスやご提案が出来ます。今後は、お客様のニーズをピンポイントに絞り込んで、よりお客様に有益な情報を発信できればと考えています」。
 遠藤さんにとってデータ管理の先にあるのは多店舗展開。「各店で異なるスタイルを打ち出し、データ共有と連携した在庫管理を行うことで、遠方のお客様の利便性向上に加えて、品揃えはじめその他お客様が当店で出来ることも一層広がる。ぜひやりたいんですよね」と力強く話してくれました。

【策定した事業計画】
お客様一人ひとりの満足度を上げるデータ管理と顧客管理戦略
(令和元年度補正 小規模事業者持続化補助金/採択事業)

《令和3年度伴走型小規模事業者支援推進事業》

サイクルショップエンドウ開成店

住所:〒258-0021
神奈川県足柄上郡開成町吉田島781-1
電話番号:0465-20-7770
創業:2014年
代表者:遠藤頁太さん
https://cycleshopendo.com/
営業時間 : 平日10:30~19:30 / 日・祝日 10:30~19:00
定休日 : 水曜日・第三火曜日