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あしがら彩人記

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福祉タクシー千+α(センプラスアルファ)

訪問介護の経験を活かして“求めるその先”に応えたい

 車いすのまま乗降でき、高齢者や体が不自由な方の移動手段となる福祉タクシー。自身の娘さんの名前にも入れた「千」という漢字に、“求めるその先”に応えたいとの想いを込め「千+α(センプラスアルファ)」を屋号に福祉タクシーを起業したのが、代表の菊池あかねさん。
 17年間務め、管理職にまでなった訪問介護の現場を離れて新天地での出発を決めたきっかけは、介護保険制度では訪問介護職員が運転する車にご利用者さんを乗せられない決まりもあり、また、あしがらエリアにおける福祉タクシーの供給量も十分ではなく、「お力になれないことに葛藤を抱いて」とのこと。前職のときに、忙しい業務や3人の子育ての合い間をみつつ、“管理職という人の上に立つ役職なら、スタッフへ安全運転のアドバイスが出来るように”と考えて第二種運転免許を取得していたことも、一つのきっかけになったよう。自身の想う介護の理想とのギャップに悩んでいた時に「末娘が看護師専門学校を卒業して子どもたち三人が社会人に。よし、これからは“自分のやりたいことをやろう”と」と最後に一押しが入って、一直線に開業に至ったようです。

安全運転を第一に、利用者や家族の想いに寄り添ったサポート

 タンクローリードライバーの父をもち、兄とそろって “車好き”という菊池さん。お話を伺う際も滑らかな運転で登場しました。
 「福祉タクシーの業務で一番大切なのは、目的地まで安全にお連れすることですが、ご利用者さんやそのご家族の心や身体の負担を減らしてあげることもできれば」と、医療機関の受付や診察時の介助、行政や担当のケアマネージャーなどへの橋渡し役も務めているとのこと。日々の生活で利用するスーパーや美容院などへの送迎、買い物の代行など、ちょっとした依頼も対応。「車いすご利用の方を羽田空港までお連れした際は、事前に専用トイレがある休憩所を確認するだけでなく、空港に到着後は人混みを避けてお食事ができるよう、福祉タクシーの車内をご利用していただきました」と、状況に合わせたサポートは訪問介護の経験を十二分に活かしています。

利用者目線のサービスで、地域医療介護に新たな風を吹き込む

 「皆さんに力をお借りしながら、自分が想い描くきめ細かなサービスが提供でき、晴々とした気持ちです」と笑顔の菊池さん。「車いすでの移動が困難な方のために、ストレッチャーが乗せられる車を用意したい」と、事業をスタートさせたばかりにもかかわらず新たな課題を挙げ、理想に向け一歩更に進めようと検討中です。
 そんな菊池さんは、まさに他人への優しさを表す「人」と、たくさんの方を表す「十」で成る社名の「千」の字そのもの。地域医療介護の必要性が高まる中、専門的な経験を活かして利用者に喜ばれるサービスを行うその姿は、女性活躍のけん引役としても輝く存在となっています。

【策定した事業計画】
訪問介護の現場経験を活かした創業計画

福祉タクシー千+α(センプラスアルファ)

住所:〒258-0021
神奈川県足柄上郡開成町吉田島3134-4
電話番号:080-3717-0620
創業:2021年
代表者:菊池あかねさん
HP:https://welcabtaxi-sen.jimdosite.com/