〝明日の元気のきっかけになる〟ボディーケア(手もみ＆リフレクソロジー)とアロマテラピー

小田急線開成駅近くの住宅地に佇む、ボディーケア(手もみ＆リフレクソロジー)とアロマテラピーの教室を行なうホームサロン「ハッピーツリー」。代表の片桐由起さんは、他では物足りない方が通うようなお店でスキルを身につけてきた、しっかりした技術の持ち主。
「ひとりひとりの方にもっとゆっくり過ごしていただきたい」という思いから、人口も増えていた開成町にサロンをオープンしました。
コンセプトは、〝明日の元気のきっかけになる〟。「人間の身体って、その気にならないと変わっていかないと思うんですけど、そのちょっとした元気のスパイスというか、明日の元気のきっかけになればいいなと思って始めました」
気さくな雰囲気も人気で、片桐さんと話すことを楽しみに通う人も多いそう。「そう言っていただけるのは嬉しいです。ちょっと喋りすぎちゃうんですけどね(笑)」

アロマによるリラクゼーションと、しっかりした施術テクニックのバランス

サロンに入ってまず気づくのが、部屋に漂っている心地よい精油の香り。
もともとアロマテラピーが好きで、オイルマッサージについても学んでいたという片桐さん、開業にあたっては、芳香などにも活用していこうと思いました。お客様の好みや体調も見つつ、精油でフェイスカバーの香りを変えたり、フットバスに入れるハーブウォーターを選定。「〝いい匂いだな〟だけでいいんですよ、アロマテラピーって」効能や活用方法についても、丁寧にアドバイスします。
現在ではリクエストでアロマテラピー教室も開催。施術から教室、教室から施術へと興味を誘う、相乗効果の役割も果たしています。
何より、アロマテラピーによるリラクゼーションとしっかりした施術テクニックのバランスが、このサロンの最大の特徴。女性ならではのほどよい圧の強さ、細い指での施術は、「ピンポイントで入る」と好評も得ています。リピーターも多い所以です。

施術環境の整備とHPの制作

そんなサロンの特徴、魅力を引き出し、PRしていくためのプランが、足柄上商工会と共にプランニングした補助事業計画の、施術環境の整備とHPの制作でした。クッションがありすぎて圧が逃げていたベッドを整体用のものに替え、空調設置による部屋の温度の調整でマッサージの効果を上げ、リラクゼーション空間の演出のための椅子とテーブルを設置、HPでサロンの案内や告知をして集客する、という、自身の特徴をより活かし、また、弱みの改善を図る計画。
やっとやりたかった形に整った、と話す片桐さん。「設備について心配しながらやると、どうしても気後れして、施術に出てしまうというか…それが改善できてるかなって思います」
これから取りかかってみたいのは、アロマテラピー教室の定期的な開催と、SNSのInstagram開設。慣れないInstagramについては「本当にアナログなんで苦手なんですけど」と自身を笑いながらも、「知っていただくためには大事かなあと再認識してるので」と決意をあらたにしていました。

《本記事は令和4年度伴走型小規模事業者支援推進事業により掲載しています。》

ハッピーツリー